PRINCIPLE & APPLICATION

もの造りをするうえで職人を指導する際、先ず「造り手の意図を感じれるようになれ」と話す。

美味いメシには出汁が効いていて、火の加減や調味料を入れるタイミングなど様々な要素が重なって美味くなるべくして美味くなる。受け手に対する思いやりや感情も味のエッセンスになることも間違いない。美味いものを作れる人は、それを何となしにこなすのだけど、それは原理と応用がはっきりしているからだ。
料理人のレシピを熟読し、全く同じ調理器具と素材を用意して挑んだものの、何かピンとこない、大して美味くならなかったのは、基礎となる原理を理解しておらず、応用もできていないからだ。

そんな気持ちのこもった美味いメシを食ったとき、人は「美味い!」と感じる。その時に、ただ美味いで終えるのももちろんいいのだけれど、
「これはどうしてこうなんだろう?」と疑問に思ったり、
「ああ、これはこうだからああなんだ」
「このちょっとしたひと手間がニクいよな」と造り手の意図を理解しようとすることがとても大切だと思う。感じ方は人それぞれなんだから、間違っているかもしれないがそれも構わない。ただその線のないやりとりでさえ互いにとって有意義であるし、造り手と受け手がそれを共有できればそんな幸せなことはない。できたものも最高だ。
「何食っても同じ、味なんてどうでもいい」という人もおられるかもしれないけど、同じメシを食って同じ金額を払っている中で、前者と後者では手にするものが随分違う。(ちなみにぼくの中では「バカ舌は馬鹿」というのが通説です。)

美味いメシの例えで話したが、良い音楽も、良いTシャツも、ヘアカットだって家具だってもちろん住宅も、「良い」という本質的な価値観を生み出す根本には、必ず原理と応用がある。
例えそれが理屈がましくなく、極めて簡素なものであってもだ。

即ち造り手の意図を理解するということは、原理と応用を理解すること。

だんだん何が言いたいのかが判らなくなってきたけど、そんなwcc worksの理念を具現化していただいたのがこちら。
    

  

                          



                        
TACOMA FUJI RECORDS
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敬愛して止まないTACOMAFUJI渡辺さんに新事務所築城工事の褒美として作成していただきました。
オリジナルのTシャツ群はもちろんのこと、名だたるアーティストのTシャツを手掛けるTACOMAFUJIRECORDSで、私のような小生のTシャツを作っていただけるなんてこの上ない幸せであり、まさかのまさかのまさかなのです。。
4年前にいつかTACOMAでうちのTシャツを、、いやそんなことは思うだけでもおこがましい。時期尚早につき精進あるのみと思っていたことが、あっけなく叶ってしまったわけですが、我がwcc worksの作業着だけにしておくのは勿体ない、共感してくれる人がいるならばぜひいろんな人に着てほしい!ということで、TACOMAのHPとPlainの店頭にて販売を予定しております。
あんだよ結局宣伝かよ!  
ご興味がありましたら是非。   コンタクトはwccworks@gmail.comまで。