手のひら筋

昨日は美祢の山奥まで外壁の張り替え工事へ。こんな仕事をしていなければ一生来る事は無いであろうというくらいの僻地で、もう一回行けと言われてもたどり着く自信がないほどです。午前中はよく晴れて、それはそれはのどかな雰囲気。休憩の時にはおばあさんが自家製のお餅や漬物をごちそうしてくれて、山口からこんな所まで来て下すってありがとうとねぎらいの一言を。こんな自分でも求められているという喜びを実感しました。
今回の工事に使用したのは「焼杉」と呼ばれる板で、和風の家の外壁によく使用されているものです。古来から伝わるもので、表面を焼いて炭化させ、防腐・防虫効果を高めた真っ黒焦げの板です。この黒い板、使い方によっては和風住宅に限らずかっこいい見せ方ができそうです。施工の際は当然手がこんなふうに・・・

炭なんで洗えばすぐに取れるんですが、この手であちこちいらうもんだから、一緒に行った大工さんも鼻やら耳やら真っ黒です(笑)
しかしまあ、僕たちにはこの手が命。この薄汚れた手で、いままでいろんなモノを作ってきました。傷だらけになりながらも、毎日毎日この手がモノを生み出し、物を消す。そしてこれからもこの手でモノを作り続け、この手で「上」に這い上がる!!

追記
金曜日、風邪ひいてんのに夜遅くまで飲み歩き、まず喉が潰れ、土曜日には午後から振り出した雨に濡れてゾクゾク感が・・・。その晩も打ち合わせを兼ねた飲み会があり、風邪をこじらせ完全にダウン(笑)まだまだ鍛えようが足りんです。。。