今週から大工修行に来ている直道こと「ミッチー」。
今日で修行4日目となりましたが、だいぶ慣れてきたようです。
しかし、そんな簡単に慣れてもらっても困っちゃうんで、鉄拳制裁は小出しにしています。
なんつっても23歳の超ゆとり世代なんで、正直扱いに不慣れなところもありますが、「優しく、そして丁寧に…」つって自分に言い聞かせながらも、やっぱり「グー」が出ちゃうんですね(笑)まずは人間矯正からです。
今は正式な雇用という形ではなく、あくまでも僕にとってはお試し期間。彼にとっては修行(又は荒行 笑)なんで、まだ公にはしてません。嫁にもまだ言ってないくらいですから。。。
ただ、彼の吸収の良さには目を見張るものがあります。言語理解能力は若干弱いところがありますが(笑)、感覚的なところは僕のスカウターが反応しました。
一番驚いたのは刃物研ぎ。一通りの所作と注意点を教えただけで鑿の研ぐ角度や感覚を解っていました。僕が弟子入りした時は、砥石と鑿を渡されただけで、ただひたすらに研いでたんで、そういった方法や感覚を覚えるのには数年かかりました。
さらに鉋の刃を砥石に立たすという、それまたけっこう難易度の高い技を僅か半日でやってのけてしまったのにはビビりましたね。まあ僕の教え方も良かったんでしょうけどね〜。
本人が見てたらまた調子に乗るんでこんくらいにしておきますが、こいつはけっこう有望かも。

練習用の檜の板を削るミッチー。薄めの削り屑が出るたんびに感動して、檜の良い匂いを嗅いでたんで、冗談で「持って帰って枕にでも詰めとけ!!」ってったら、ほんとに道具箱にぎゅうぎゅう詰めて持って帰ってましたよ。マジで枕に入れんのかな!?

ええ夢見ろよ(笑)