またまた長門に行ってきました。同じ場所でも毎回状況は違います。潮流、潮位はもちろんの事、風が吹いたり雨が降ったり。その状況に応じて考え、工夫して、釣る。僕はまだまだですが、釣りの醍醐味ってのはこういったところにある気がします。
そんで、もう一つのお楽しみはやっぱり食すことですね。
今回は釣った魚を最高の状態で調理する為にいろいろお勉強して行きました。まず釣りあげたらすぐに〆るんですが、一般的にはエラの部分からナイフで延髄を断ち切って即死状態にするという方法があるんですが、その更に上をいくプロの技があると聞き、実践してみました。
その名も「神経〆め」。用意するのは0.8ミリのピアノ線一本。釣具店BLUE FISHのMAKIオリジナルで作ってもらいました。まず釣った魚を平らなところにまっすぐになるように置き、人で言う眉間の所にある僅かに柔らかいポイントを探ります。そこから先ほどのピアノ線を背骨の中を通して一気に尻尾の先まで刺し込みます。魚は痙攣した後一瞬で〆ります。こうする事で延髄の中の神経を一瞬で断ち切ってしまうので、魚の身まで「死んだ」という伝達がなされないというわけ。こうした魚は死後硬直を起こさずに、臭みも無く最高の鮮度を保てるのです。まるでトキの北斗神拳(笑)


神経〆めされた鯵の刺身は最高でした。臭みは全くなく、舌の上でとろける歯触り。唐揚げも当然美味い。
神経〆め鯵を食べたい方おられましたら言って下さい。スーパーで売ってる刺身なんて食えなくなるから。YANOさんこれでも食わないですか!?(笑)