修行を終えて

4日間を通じて、僕はなにを得ただろうか。
たかだか4日やったからって、宮大工の仕事はそんなにみやすいもんじゃない。せいぜい雰囲気をつかんだ程度でしょう。
だけど初心にもどる事ができた。謙虚さを取り戻せた。これが一番でかいですね。

棟梁をはじめ、ほかの大工さん達にも仕事や仕事以外の事をたくさん教わり、木に向かう姿勢や仕事に対する考え方などにもだいぶ影響を受けました。
もちろん僕には僕の生き方、仕事のスタイルというものがありますが、それ以前のもっと深い部分が刺激された感じです。

自分が少しでも携わった建物が、この先100年、200年と残っていく。しかも自分がいずれ入る事になる寺に。
さらには次の工程の時に内部の格天井を組んで張る仕事をやらせてもらえる事になりました。こんなに素晴らしいご縁を頂いた事にただ感謝です。

さぁ、今日から放っておいた自分の仕事が待っています。4日間の遅れはけっこうでかい(汗)
とにかく前進あるのみ!!!!