名古屋シリーズ vol,10

ようするに、僕の銀行口座から毎月引き落とされていた24000円はその「小粒」に消えていたわけです。僕は48万円分の小粒を買ったことになっていて、既に会員だったという訳です。オヤジは僕に「一緒に頑張ろう、夢を叶えよう!」とひたすら熱く語りかけていましたね。僕はもうドン引きですよ…。
会場ではお笑い芸人のライブがあったり、蟹食い放題だったり、お祭りモード全開でした。万札が飛び交い、それに群がる人達。僕のように、訳も分からず連れてこられた人たちも目の色がすっかり変ってしまっていました。こんな世界もあるんだな、と勉強になりました。
オヤジは本当に公私共に面倒を見てくれて、信頼していただけに正直悲しかったです。電気屋に続きまたもや僕は騙されてしまいました。
ちょうど日韓共同開催のワールドカップが開催されている頃、先に退社していた親方ヨシナリ君に「ウチのチームに来い」と誘われ、「じゃあ、ワールドカップが終わったら」という感じで次の移籍先が決まりました。 続く。。。