名古屋シリーズ  〜police編〜

名古屋シリーズ愛読者のみなさんこんばんは(笑)いろんな方々から反響を頂き、うれしい限りでございます。当シリーズもクライマックスに突入しましたが、この後は大きな波乱も無く比較的穏やかな日々なので、もうあんまり期待しないでくださいね(笑)
今日は友人のブログを読んでこんな事もあったと思い出した事件をひとつ。
僕はいろいろと諸事情があって、20歳まで自動車免許を取らせてもらえませんでした。んで名古屋の自動車学校に通ったんですけど、当然山口より車は多いわ、道はでかいわで大変でした。それでなくとも名古屋人の運転の荒さは有名で、交通事故の死亡者が毎年全国1、2位だそうで、そんな事はなんの自慢にもなりゃあしませんよね。なんてったって、「黄色は行け」が名古屋ではルールですからね。。。
自動車学校へはいつも車で送り迎えしてもらっていたんですが、ある雨の日に仕事が早く終わり、その日は最寄りの駅から学校のバスを利用する事にしました。駅のバス停でバスを待つこと30分。バスの時間などは調べていなかったのでもうしばらく待つ事に。ベンチに座ったり立ったりを繰り返していたのですが、そういえばさっきから何人か同じ人が僕の周りをうろうろしています。
と、思ったら突然5〜6人の男女の私服警官に取り囲まれ、車に乗るようにと腕を掴まれました。僕はとっさに腕を振り払い、少々興奮気味に自動車学校のバスを待っているだけだと説明しました。だけど向こうはとにかく車に乗って話をしろといいます。都会の駅なんで人も多くとても恥ずかしかったんですが、僕もここまで待ったバスを乗り過ごす訳にはいかないし、なにしろおまわりさんに捕まるような事は一切していないので、まず何の容疑かを言えといいました。「ここでは言えないから車に乗れ」「車には乗らんここで言え」そんなグダグダなやり取りがしばらく続き、向こうがやっと折れました。
容疑はなんと、婦女暴行容疑!!これで笑ってる人、今多いと思いますけど(笑)そんときゃほんと笑えねえ話ですよ。ふざけんなと。しかも茶髪で坊主頭というのが「犯人の特徴と一致している」って、そんなんどこにでもおるわい!って(怒)
僕はその日は朝から晩まで現場にいるというアリバイを主張しました。そしたら次は、実家の連絡先と、勤務先の連絡先を教えろって言うんです。嫌ですよそんなん。だって久しぶりに息子と連絡とれたと思ったら警察沙汰とか親も卒倒しますよ。会社に電話されるのも同じです。結局、僕が先に電話をして事情を説明し、ワンクッション置いてから警察が話すという条件で合意。アリバイも成立し、その場で解放されました。
後日、犯人も無事捕まり、担当の刑事が家まで菓子折りを持って謝罪にきました。どうやらキング工業の「オヤジ」が警察に怒鳴りこんだようで(笑)「うちの子がそんな事するわけ無いがやっ」って。本当はすごく良い「オヤジ」だったんですけどね、「小粒」さえなければ。。。
ちなみに自動車学校のバスは、停留所が駅のロータリーの反対側だったようで、そりゃいくら待ってもバスが来ないはずですよね。  続く…