自分に一番欠けているものは「柔」だと思う。
柔軟性。頭の柔らかさ、言葉の柔らかさ、表情、所作…どれをとっても柔らかさは見当たらない。
その変わり、傷つきにくいけどね、硬いから(笑)
柔らかい杉の床板を貼りながら、そんな事を考えていた。
良く考えてみたら、造っているモノも武骨だったり、どちらかというとシンプルでエッジの利いたものが多かったりする。
もし「柔」を会得することができたら、どんなモノができるんだろう?でもそうゆうの意識しちゃ駄目だな。
ま、金出しゃ買えるもんでもないし、自然に歳と共にそうなっていくのでしょう。
20代最後の仕事は、そういう意味でもとてもおもしろい建築になりそうです。