WORKS

しかしまあ何とよう降りますねー・・・ 
この雨のせいで自分の現場の進行が難しい為、昨日から大工屋松田さんの現場に応援に行っております。
先月上棟した、徳佐の新築の現場です。今日は2階のロフトスペースの造作工事をしました。

天井は梁を見せる「あらわし」という工法で、床には杉の厚板を張っています。構造にも仕上げ材にも無垢の杉材を使用しているので、家の中全体が杉の木特有の甘〜い香りがします。
杉は繊維がスポンジのような構造をしていて大変柔らかく、傷などが付きやすいんです。その反面、さらっとした柔らかい肌触りが特徴で、素足で歩くととても気持ちがいいんです。
最近では、熱と圧力を加えて硬度を増した材もでてきたんで傷に対しては少し改善されたと思います。ただ、無垢材というのは家具にしても建材にしても、傷がついて当たり前。汚れも当然つきます。
それを経年変化による美しさや味として捉えることができるかそうでないかということが木の家に住む為の条件になると言っても過言ではないでしょう。
僕の考え方としては「素材に人間のワガママを押し付けない」という感じです。
木だって生きてますからね(笑)


今日の現場ソング

Ben Herper Diamonds on the inside
バックに写っている家の外装の板も、経年変化によるかっこよさですね。あの古ぼけたアメリカンな感じ、大好きです。
こんな家も作ってみたいですね。